橋梁点検という仕事

橋梁点検は社会基盤を守る大切な任務

道路の維持管理の一環として行われる橋梁点検ですが、通常の道路維持管理業務とは異なり、橋梁が損傷を受けた際に及ぼす影響の大きさから、損傷の早期発見、経過観察、効率的 な維持管理が求められています。安全面や物流への影響は計り知れません。 特にわが国においては高度成長期に急速に社会基盤が整備され、建設から40年から50 年を過ぎ、経年劣化により耐久力が低下している物件が多数存在します。橋梁やトンネルの重 大な損傷が既に多く報告されているのもそのためです。早期発見、対処が社会的な課題となっています。

橋梁点検の種類

橋梁とは橋のことで、土木用語で「橋梁」と言います。 使用材料により「木橋」「石橋」「コンクリート橋」「複合橋」
形式により「桁橋」「トラス橋」「アーチ橋」「ラーメン橋」「斜張橋」「ケーブルイグレット 橋」「吊橋」などがあります。
 これらの橋を「通常点検・定期点検」、「臨時点検」、「異常時点検」するのが橋梁点検です。 HTYR は主に、日常的に巡回し目視や器具を使って行う「通常点検・定期点検」の業務を行っています。

2大目的「早期発見・対処」「基礎情報の蓄積」

橋梁点検を行う目的は、まず橋梁の現状を把握し、損傷を早期に発見し、適切な処置を行う ことです。これが重大な事故を未然に防ぎ、結果として社会への安全・利便性に寄与します。 次に、点検データを蓄積することで、効率的な維持管理や今後の修繕計画を立てるための基 礎情報を構築することが挙げられます。
点検結果を社会で共有することにより、維持管理・構造上の問題点・改善点を洗い出し、蓄積されたデータはより耐久性・維持管理に優れた橋梁建設に活かされます。

橋梁点検の方法

亀裂や漏水など目視や器具を使った打診で点検します。継ぎ目や伸縮装置から流入した土砂が堆積し、雨水の排水を妨げることにより、常時湿った状態になることで起こる金属部の腐食や、交通量の増加、車両の大型化による荷重によるコンクリートの疲労や損傷など見落としが無いよう細部にわたって点検します。

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